快適な睡眠のために知っておきたいベッドの選び方

引っ越しや結婚、出産などのライフステージが変わるとき、ベッドの買い替えを検討する方が多いのではないでしょうか。
ベッドは毎日の健康を支える睡眠と密接な関係があるため、好みやイメージで決めるのではなく、ベッドサイズや寝心地の良さなどを考慮して購入することが大切です。

今回は、快適な睡眠を得るために知っておきたいベッドの選び方をご紹介します。

ベッドサイズは余裕をもって選ぶ

「一人暮らしだからシングル」「2人だからダブル」といったようにベッドサイズを決めるのは決して正しいとはいえません。
大切なのは部屋の広さや体型、ライフスタイルを考慮することです。

一人用のベッドサイズ選び

ワンルームなどの場合は、部屋に置けるベッドサイズが前提になります。
ただ、入るスペースを考えてシングルにしても、体格が良い方は狭くて寝返りが打ちにくい恐れがあります。
ベッド幅は、寝る人の肩幅＋20センチ以上のものを選ぶと寝返りがうちやすく快適に眠れます。

夫婦用のベッドサイズ選び

「夫婦一緒のベッドで寝たい」もちろん夫婦であればそう思いますよね。
けれども、お互いの起床時間、就寝時間が異なっていたり、相手のいびきや寝返りの振動などが気になって良く眠れなくなる恐れがあります。

例えばダブルベッドの場合だとマットレスの好みも合わせる必要が出てきます。
こういった場合はダブルベッドではなくシングルベッドを2つ並べ、1枚のボックスシートで2台を包み込む方法がおすすめです。

間取りとベッドのバランスを考える

ベッド周りのスペースを確保することも大切です。
周りが狭いと、ベッドに入る時の導線やベッドメイキングにも支障が出てきます。
ベッドの足もと側、脇ともに60センチほどの余裕があればベストです。

ベッドのヘッドボードの選び方

ヘッドボードは機能性を重視するかデザイン性を重視するかで選び方が変わってきます。
機能性を重視する場合は、携帯電話やメガネなど小物を置くスペースがある宮付きタイプのものを選ぶと良いでしょう。

また、ベッドのうえで本やテレビを見ることが多い場合は、ヘッドボードが背もたれとしても使えるようクッションとなっているタイプがおすすめです。

デザイン性を重視する場合は部屋のインテリアとの相性を考えて、シックなものやガーリーなものなど好みのデザインを選ぶようにしましょう。

ベッドのマットレスの選び方

一般的なマットレスとしてスプリングタイプのものがあります。
大きく分けて「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」の2つです。

価格が手頃なボンネルコイルマットレス

価格がお手頃なため普及しているマットレスですが、面で体重を支えるため振動が伝わりやすいといったデメリットがあります。しかし、コイルが連結している分、長期間に渡る使用にも耐えることができます。

身体にフィット感のあるポケットコイルマットレス

ボンネルコイルより価格は上がるものの、点で体重を支えるため振動が伝わりにくくなっています。
ベッドに横になっても立っている状態に近い体勢をキープしてくれるためフィット感もあり、身体への負担が少なくて済みます。

低反発と高反発のマットレス

今ではコイルと低反発や高反発を組み合わせたマットレスもあります。低反発マットレスは、寝心地は良いものの腰が沈み込むため背中への負担が大きくなりがちです。
その点、高反発マットレスは身体が沈み込むのを防ぎながら、身体を支えてくれるため腰痛やヘルニア持ちの方でも安心して使用ができる特徴があります。

ベッドの選び方で大切なのは、それぞれの特徴を把握したうえで自分たちのライフスタイルや好みに合うベッドを見つけること。
快適な睡眠をもたらすベッドと出会うことで、毎日の調子もアップしますよ。

一日の疲れを癒してくれるベッドルーム。多くの時間を費やす場所はこだわった寝具で揃えて欲しい。
シングル＆ダブルベッド、マットレスなど多くの方のニーズに合わせられるようにサイズと種類を豊富に取り揃えました。