2024.03.20

「風水」から見るマンション選びのコツとは

新生活に向けて、これからお部屋探しをする方も多いのではないでしょうか。
最近では一戸建てよりもメンテナンスや近所付き合いもそれほど面倒にならないマンションを選ばれる方も増えてきているようですね。
特にマンションを選ぶ際、日当たりや立地条件・間取り・金額などを重視する方が多いですが、方位や風水などの要素はあまり考えない方がほとんど。

しかし、これから住む部屋は自分や家族へ与える影響が強いため、風水の観点を取り入れることも実はとても重要なマンション選びのポイントになります。
今回は風水から見た「マンション選びのコツ」についてご紹介します。

玄関は運気が入ってくる重要なポイント

玄関は「気」が入ってくる場所であるため、風水の観点において重要なポイントになります。
ただ、マンションでは注文住宅のように間取りに自由が利かないことがほとんどのため、完璧な部屋を探すのは難しいでしょう。
たとえば、風水では一般的に南や東向きの玄関が良いとされていますが、マンションでは玄関が南や東向きになるとバルコニーが北や西方向になってしまい、どうしても日当たりが悪くなってしまいます。
そのためマンションでは、西北側になる玄関を選んでみてください。

また、マンション内の通路と部屋の位置関係も重要になります。
通路が真っ直ぐ玄関のドアに向かって伸びていたり、玄関の正面にエレベーターや階段があったりする部屋は、邪気が入りやすいため避けた方が良いでしょう。
さらに、玄関から窓が見える間取りは、玄関から入った運気が窓から逃げてしまうことになります。

玄関の清潔感を保ちつつ、観葉植物を飾ったり玄関マットを敷いたりすることで、良い運気が入りやすくなるでしょう。

バルコニーは鬼門との位置関係に配慮

日本では日当たりを意識するため、バルコニーが南向きの部屋は人気が高いです。
実はこれも風水の観点から見て間違ってはおらず、南・東南・東のバルコニーは良いとされています。
ただ、南向きのバルコニーがある場合は、必然的にベランダの反対側である北や北東の「鬼門」に陰の気が溜まりやすい玄関やトイレ・浴室などが設けられることが多くなります。忌むべき方角である鬼門と、陰の気が合わさることで凶のパワーが強くなるというデメリットもあります。

鬼門が気になるという方は、できるだけ北東から西南のライン上に玄関や台所・トイレ・浴室などが配置されていない部屋を選ぶようにしましょう。

敷地や建物に変形がないマンションは吉

風水では建物の形も重要なポイントになります。
なかでも、特に良いと考えられているのは「長方形」か「正方形」の建物で、陰と陽のバランスが良く安定する形であるとされます。
そのためマンションでもなるべくL形やコ形ではなく、長方形や正方形の建物・敷地を選ぶのがおすすめです。長方形の中でも東西に長い敷地を持つ長方形のマンションは理想的で、続いて南北に長い長方形・正方形も良い形となります。

L形では気の循環が良くならないためバランスが崩れますし、コ形のマンションだと欠けている部分に陰の気が集まり両袖部分に陽の気が留まってしまうため気の循環が悪くなります。
一方、三角形の敷地・建物は風水では大凶とされているため、なるべく避けるようにしてください。

マンションを選ぶ際は、これらの点に留意すると良いでしょう。

風水で「生命を育むエネルギー」ともいわれる「大地のエネルギー」は、地面の近くを流れているため高い階層のマンションの部屋には届きません。
大地のエネルギーを得るためには、7階までの部屋を選ぶことが重要です。
特に地の気は子供の成長に大きな影響を与えるため、成長期の子供がいる場合にはなるべく下の階の部屋を選ぶようにしましょう。

大切な家族を守ってくれるマンションは、さまざまな観点から選ぶことが大切。
いくつかの候補で迷った時は、風水の観点から見たうえで最終決定をすると良いでしょう。